みらいマルシェ

2025年2月28日プレスリリース

オンライン卸売市場「みらいマルシェ」登録スーパーに「鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット」の提供を開始 〜 産直の魚の魅力を伝える効果的なPOP運用を実現

産地とスーパーマーケットをつなぐオンライン卸売市場「みらいマルシェ」を運営する、みらいマルシェ株式会社(所在地 : 東京都千代田区/代表取締役 井口 大輔)は、2025 年 3 月 7 日(金)より、みらいマルシェに登録するスーパーマーケット・鮮魚小売店向けに「鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット」の提供を開始いたします。

鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット

増え続ける「産地直送」への注目。魅力を伝え切るためには運用面の負担が課題に

近年、スーパーマーケットや鮮魚小売店における産地直送の取り組みが増加しています。しかし、産地直送は特性上「少量・多品種」となることが多く、水揚げ状況や物流の影響も受けやすいため、季節の変化に対応しながら一つ一つの魚の魅力を店頭で PR するには、運用上の負荷が高いという課題がありました。

そのため、「産地直送!」「鮮度抜群!」といった一般的な訴求にとどまり、魚種ごとの魅力や味わいを具体的に伝えられず、せっかくの産地直送の取り組みが消費者に十分に届かないケースも多く見られます。

みらいマルシェの「店頭販促支援キット」で課題解決へ——産地の魚の魅力を伝える現実的かつ効果的な POP 運用

みらいマルシェは、オンライン卸売市場としてスーパーマーケットの仕入れを支援しており、過去の流通データを基に、時期ごとの流通傾向や各店舗の仕入れ傾向を予測することが可能です。このデータを活用し、さらに複数の登録産地とのネットワークを駆使することで、あらかじめ魚種単位の魅力を収集し、適切なタイミングで効果的な POP を店舗に提供できるようになりました。

本キットには、産地直送の取り組みを象徴するのぼり・ボード・シールなどの基本的な販促物に加え、魚ごとの魅力や味わいを伝える魚 POP、各産地の特徴を伝える産地 POP を同梱。仕入れ予測と連動してみらいマルシェが POP の定期的な入れ替えを行うことで、スーパーマーケット・鮮魚小売店は、日々仕入れる魚種や産地に応じた販促が可能となり、効果的な POP 運用が現実的なものとなりました。

スーパー「OONOYA」による試験運用を実施。販促効果の大幅向上につながる

「OONOYA 新綱島店」(神奈川県)での、鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット試験運用の様子

本キットの有効性を検証するため、スーパーマーケット「OONOYA 新綱島店」(神奈川県)で試験運用を実施しました。当店舗では、従来からみらいマルシェを活用して産地直送の仕入れを行っていましたが、本キットを導入したことで売上が向上。さらに、来店客から「この店舗の魚は美味しい」といった好意的な評価を得ることができました。

OONOYA 新綱島店 鮮魚部門チーフ 吉岡慎太郎 様

「当店は、2024 年 6 月のオープン時に合わせ、丸魚を中心に彩りのある売り場を実現できるよう、仕入れに力を入れてきました。地域のお魚屋さんのようにお客さまとの距離が近い鮮魚コーナーを目指していたのです。しかし当初は鮮魚の特売を組んでも反応が悪く、なぜ売れないのかがわからなくて苦労していました。そんなときに今回の販促支援の話をいただき、みらいマルシェと一緒に取り組みをスタートしました。

スタートから 2 週間もしないうちに、丸魚の売れ行きは明らかに良くなり、今では常連さんが丸魚を求めて足を運んでくださるようになりました。特に嬉しいのは、お客さまから『ここの魚はネタがいい』『魚が美味しい』と評価のお声をいただくようになったこと。売り場の印象として当初目指した形に近づいていることを実感しています。

店頭販促支援キットがあることで販促の手間がゼロになるわけではなく、正直に言って大変なものは大変ですが、それを超える効果が十分にあることを感じています。 自分たちだけでこれだけの POP をつくって運用することは現実的ではないので、今回のキットをこれからも継続して活用したいです。」

1 店舗目は無償提供。先行事例を確立し、多店舗展開を可能にする料金プラン

「店頭販促支援キット」は、スーパーマーケット・鮮魚小売店向けに以下の形態で提供いたします。

1 店舗目は無償提供 : 導入店舗に対し、みらいマルシェのスタッフが現場訪問を行い、販促の運用方法について担当者と調整を行います。これにより、各店舗に適した運用モデルを確立し、効果的な導入をサポートします。

2 店舗目以降は有償提供 : 1 店舗目で得た知見をもとに、同スーパーの他店舗に向けてスムーズに展開できるようにします。

今後の展望——スーパー・鮮魚店と連携し、消費者の魚に対する親近感を高めたい

100 種類を超える魚 POP

現時点で魚 POP は 100 種以上となり、魚の魅力を伝えるツールとして情報が充実してきました。今後、POP 一つ一つの継続的な改善により販促効果を高めていくとともに、仕入れとの連動性を高め、運用負荷を下げるような、さらなる仕組みの提供を検討してまいります。

みらいマルシェは、本キットの提供を通じて、スーパーマーケット・鮮魚小売店の店頭販促を支援し、消費者の魚に対する親近感を高めることで、魚食文化の普及・推進に貢献してまいります。


「鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット」の概要

「鮮魚売り場向け 店頭販促支援キット」の使用例

対象 : みらいマルシェ登録のスーパーマーケット・鮮魚小売店
料金 : 1 店舗目は無償サポート、2 店舗目以降は有償
提供開始日 : 2025 年 3 月 7 日(金)
提供内容(例) :
1. 魚 POP  約 100 種類の魚それぞれに、調理法や味わいの特徴をわかりやすく紹介
2. 産地 POP - 地図を添えて産地の特徴を紹介し、魚が獲れた背景を学べる仕様
3. パネル - コーナー全体の存在感をアップさせる大判サイズ
4. のぼり - 遠方からでも認識しやすい大型デザインで、店内誘導効果を強化
5. シール - 魚パックや袋に貼付するだけで、一目で特別感や特徴が伝わるデザイン
導入方法 :  下記よりお問い合わせください
contact@miraimarche.com (担当 : 土屋)
または、「みらいマルシェ」アプリ内からサポートセンター宛にご連絡ください。


オンライン卸売市場「みらいマルシェ」について

オンライン卸売市場「みらいマルシェ」は、産地とスーパーマーケットが毎日の相場性の高い取引をスマホアプリを通じて行うことができるプラットフォームです。累計取引金額は 85 億円(2025 年 2 月時点)を超え、現在は年間 20 億円規模の生鮮品が流通し、全国 33 都府県の産地やスーパーマーケットが利用しています。

導入に関するご相談やお問い合わせは、下記よりお気軽にご連絡ください。
https://about.miraimarche.com/contact/account

みらいマルシェ株式会社について

2016 年に RELATIONS 株式会社の社内ベンチャー「みらいマルシェ」として事業発足し、2017 年 3 月にスマホアプリ「みらいマルシェ」をローンチ、2018 年に株式会社化してみらいマルシェ株式会社を設立。「オンライン卸売市場」のパイオニアとして、「毎日の食」をより豊かにするインフラづくりを進めるとともに、地域経済の活性化やフードロス削減など多面的な価値創出を目指しています。

会社概要

会社名 :  みらいマルシェ株式会社
本社住所 :  〒 101-0052 東京都千代田区神田小川町 2 丁目 4 番 14 号 フィールドクレストビル 8 階
代表者 :  代表取締役 井口 大輔
設立 : 2018 年 11 月
URL : https://about.miraimarche.com